第2回全国造園技能競技大会 入賞作品紹介
![]() | 入賞した6作品をご紹介します。 使用材料は同じながら、多彩な作品が並びました! |
金賞 職業能力開発局長賞 作品名「しまなみのそよ風」
広島県・西風紅葉(セイフウモミジ) 藤井幸介/伊藤竜太
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瀬戸内の風土は穏やかでしまなみも、山なみもなだらかな風景がどこまでも続きます。仕事帰りに、車を止めてしばらく海を眺めていると、心も穏やかな気分になります。しまなみ海道に架かる橋も今ではすっかり瀬戸内の風景の代表になりました。
遠くに見えるしまなみを竹垣で、島に架かる橋をレンガと鉄平石コバのアーチで表しました。
遠くに見えるしまなみを竹垣で、島に架かる橋をレンガと鉄平石コバのアーチで表しました。
銀賞 中央職業能力開発協会会長賞 作品名「もうひとつの天竜川」
長野県・竹上興業 竹村幸司/上野則秋
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雄大に向かい合うふたつのアルプスに抱かれるように流れる天竜川。諏訪湖を源とし、穏やかに伊那谷を潤しながら遠州灘へと向かう。しかし、ひとたび荒れると尾根からの雨を集め、「暴れ天竜」へと変わる。
そんな対象的な川の表情をイメージしました。
そんな対象的な川の表情をイメージしました。
銅賞 長野県知事賞 作品名「御神渡り伝説」
長野県・信州すわっこ41 後町和宏/濱 賢
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古来より伝説に「諏訪の御神渡り(おみわたり)」があります。諏訪湖が全面結氷し、寒気が数日続くと氷が厚くなり、轟音と共に氷が裂けて盛り上がる現象です。諏訪大社上社に住んでいた二柱の神様が、あるとき夫婦喧嘩をして、奥さんが下社へと出て行ってしまいます。極寒の夜、寂しくなった上社の男神が下社へ通った道筋と言われ、諏訪の七不思議のひとつにも挙げられています。この伝説をモチーフに設計してみました。
諏訪の神様を見習って、世のお父さんも足しげく、奥さんのところへ通うべきでしょう。
諏訪の神様を見習って、世のお父さんも足しげく、奥さんのところへ通うべきでしょう。
特別賞 造園連理事長賞 作品名「連山の眺め」
京都府・京都府造園協同組合青年部 前田大介/大平一貴
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市松と直線的に畳まれた乱張り そこには、人々の営み、気配が存在する
そこから見る連山の眺め 山々が幾重にも重なっていて 陰影がつくりだす 山の険しさ、優しさ、そして自然の気配・・・
それは遠い昔より変わらない 山の美しさ、雄大さがそこにある
そこから見る連山の眺め 山々が幾重にも重なっていて 陰影がつくりだす 山の険しさ、優しさ、そして自然の気配・・・
それは遠い昔より変わらない 山の美しさ、雄大さがそこにある
特別賞 造園連理事長賞 作品名「風と水」
山口県・チーム下関 殿井悌一/濱田陽介
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諏訪のイメージを基に、植栽・竹垣・景石でアルプスを、石張り・砂利で湖を表し、コバの鉄平石で御神渡りを表し、風と水とが作り出す、神様の足跡と悠久の時を感じる諏訪の風景を表現しています。
特別賞 造園連理事長賞 作品名「小さなプライベートガーデン」
東京都・チーム ヒゲ 木下和久/龍崎浩二
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お客様より家族でくつろげる庭がほしい言われ、庭から家をながめられる空間と考えました。パーゴラ内の石のイスに座り、タバコを吸ったり、芝生では子供が遊べ、炉では落ち葉たきをしたりと、小さい庭ながら心ちよいプライベートな庭を作ってみました。
その他出展作品(7作品)はこちらからご覧ください。