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サンゴジュハムシ

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 初夏の生垣で、光沢のある広い葉のサンゴジュはひと際目立って美しい。しかし、それも束の間で見ている内に茶褐色の汚い食痕が葉全面に現れ、新梢の成長とともに樹の葉全体に被害が広がる。

 被害は4月上中旬頃から見られ秋頃まで続く。
 これはサンゴジュハムシの被害である。



 サンゴジュは卵の状態で越冬し、新芽の成長に伴いふ化した幼虫は葉の裏面から削るように食いあさる。成虫は5月と7月の年2回発生し、幼虫・成虫共に帯状の茶褐色の食痕を残すので、景観上極めて問題である。

 また、早春の幼虫は側芽をも食害し、被害芽が黒変するので、この時期によく発生する晩霜と被害が類似するので見逃しやすい。

 サンゴジュハムシの幼虫は黄褐色の長楕円形で、体の各節には黒い小斑点を横嶋に並べたような模様をしている。成虫は体長6mm程度の黄褐色のコガネムシの様な甲虫で上羽はやや黒ずんでいる。
成虫は長期間生存し、11月頃まで見られ、葉柄や芽の中に産卵し冬を越すとみられている。

  サンゴジュハムシはサンゴジュの他にガマズミ等にも発生する。


サンゴジュハムシ

防除


 冬の剪定枝を完全に除去し、発生源を断つことが大事であるが発生を見たらすぐに薬剤散布をお奨めしたい。

  薬剤はディプテレックス乳剤1000倍、スミチオン乳剤1000倍等が有効である。
 サンゴジュハムシは葉の裏に多く生息するので薬剤が樹全体に満遍なくかかる必要がある。


(造園連新聞17年6月1日付、
 965号掲載)
<文と写真>
  (株)三共緑化 顧問 井村光男
一般社団法人
日本造園組合連合会
(略称:造園連)

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